高分子抗がん剤 SMA CDDP

がん治療には古くから抗がん剤が用いられてきましたが、腫瘍への縮小効果は認められても副作用が強くでて継続困難な状態となったり、免疫機能を著しく下げてしまうことが問題でした。
それを解決するには腫瘍への選択的な集積能力をもった薬剤の開発が重要です。
薬剤が腫瘍にだけ集まり作用することをDDS(ドラッグデリバリーシステム)といい、少量の薬剤で最大限の効果を発現し、副作用は最小限にとどめることが可能となります。
熊本大学医学部名誉教授の故前田浩先生開発のPTHP(ポリマーピラルビシン)は一時的に臨床現場に使用され末期がんの患者へ大きな治療効果を上げたことで話題となりました。
このPTHP(ポリマーピラルビシン)は文藝春秋社の奥野修司著、「副作用のない抗がん剤」の誕生という書籍に詳細に記載されています。
≫https://gendai.ismedia.jp/articles/-/50647?page=3
私は患者様からの問い合わせメールやこの書籍からPTHPを知り、その原理、効果に驚愕したとともに、「この薬剤は絶対に世の中に出さなければならない」と決意しました。
しかし、薬事法の問題や権利関係の問題が重なりPTHPはなかなか世に出せない状況だとわかり難渋しましたが、優秀な開発会社を前田浩先生へ紹介し新規開発薬であるSMA-CDDPが完成しました。
この薬剤の特徴は以下になります。

SMA-CDDP

SMA-CDDPとは

作⽤機序

現在この薬剤は院内製剤としての使用のみで一般的な入手はできません。
2021/05/27現在よろずクリニックのみで取り扱い可能です。
がんのアポトーシスを誘導する遺伝子治療などと併用することで相乗効果を期待できます。

料金表

高分子抗がん剤 SMA CDDP
費用20~30万円/回

※4~6回投与後に腫瘍マーカーや画像診断にて効果判定します。