癌専門医の萬院長が語る、最新の癌予防と治療法。
慢性炎症の重要性、早期発見の意義、そして患者に寄り添う医療の大切さを解説。
癌と闘う人々に希望を。
がんの早期発見が重要な理由と最新の早期発見方法について、当院の萬院長 が「がん予防チャンネル」に出演しました。
番組内では、「がんはおできと一緒！？」「がんに嫌われる身体とは？」といった萬院長オリジナルの興味深い回答が飛び出しました。
本記事では、動画内で語られたポイントを紹介します。
全編はYouTubeでご覧いただけます。
「がんになりにくい身体」とは？がんの原因とは
がんの主な原因は慢性炎症であると萬院長は強調します。
慢性炎症がある場所には活性酸素が発生し、それがDNAを損傷させ、がん細胞の形成につながります。具体例として、ピロリ菌感染による慢性胃炎や、B型・C型肝炎による慢性肝炎が挙げられると萬院長は解説します。
では慢性炎症を抑える生活習慣は？
慢性炎症を抑え、がんになりにくい身体を作るためには、以下の点に注意すると良いと解説されています。
- 食生活の改善（食品添加物の摂取を控える）
- アルコール摂取の制限
- 禁煙
- ピロリ菌の除菌
がんの早期発見で扱う治療法とは？リキッドバイオプシー
活性酸素が積み重なることでよくないタンパク質ができ、小さながんが形成されますが、写真で確認するには時間がかかります。5mm～1センチほどの大きさになるのに5年～20年かかると言われています。この大きさで内視鏡やエックス線などでやっと見えてくるサイズとなりますが、それを見えない時から見つけて対処する検査が、新技術「リキッドバイオプシー」の重要性です。この方法は、血液や尿などの体液を使用して、目に見えない早期段階の癌を検出することができます。
リキッドバイオプシーの利点
- 非侵襲的な検査方法
- 目に見えない段階での癌検出が可能
- 個人の癌リスク(がんができやすい体質かどうか)を知ることができる
早期発見の重要性とは？治療の可能性を広げる
萬院長は、癌の早期発見が治療の成功率を大きく向上させることを強調します。早期の癌は手術や放射線治療で完全に除去できる可能性が高く、進行癌と比べて治療の選択肢が多いのが特徴です。
早期発見のメリット
- 手術による完全除去の可能性が高い
- 転移のリスクが低い
- 治療の選択肢が多い
萬院長のがん治療に対する考え方
萬院長は、進行癌に対して標準治療が効かない場合の選択肢として、対症療法や自由診療を挙げています。しかし、これらの治療法は経験がない人には理解しにくいかもしれません。標準治療を避けたいという患者が多い背景には、過去から続く標準治療派と代替医療派の対立があると指摘しています。
萬院長の治療方針
萬院長の治療の目的は「治ること」であり、最も費用対効果が高い方法を選ぶべきとしています。標準治療が最適であればそれを行い、場合によっては標準治療以外の方法も考慮します。インターネットで情報を検索する患者が増えている中、科学的根拠に基づいた治療法を提供することが重要だと強調しています。そしてそれを個人の状況にあった治療法を見つけ出すのは個人の力で探し出すのは難しいと強調します。
萬院長は、患者が最短距離で費用対効果の高い治療を受けられるよう努めています。ガイドラインに沿わない場合でも、患者に合った治療法を見つけ出すことが医師の役割です。特に、余命宣告を受けた患者に新たな治療法や希望を提供することが大切だと述べています。
患者中心の医療の特徴
- 個々の患者に合わせたカスタマイズされた治療
- 標準治療と自由診療の適切な組み合わせ
- 患者の希望と生活の質を重視
希望を持ち続けることの大切さ
自身の役割を「困った患者さんに少しでも可能性がある治療法を提供すること」とし、そのために日々勉強し、臨床で実践していると語ります。患者さんに生きる希望を持たせることが最も重要であり、治療が難しい場合でも希望を持って治療を続けることが大切だと強調します。
さらに、よろず先生は「死ぬまで生きる」という言葉の重要性を説き、患者さんが余命宣告を受けた場合でも、生きる希望を持ち続けることが大切だと述べます。患者さんが諦めない限り、医療従事者としても諦めずに治療を続ける姿勢が求められると強調します。
最後に、よろず先生は標準治療だけでは提供できない治療法の重要性を強調し、個人の医師だからこそできることがあると述べています。町医者としての醍醐味は、患者さんに合った治療法を提案し、一緒にリスクを負いながら治療を続けることだと締めくくっています。
ぜひ、本編でもご確認ください。
がんについて萬院長に相談をしたい方は以下よりお問い合わせください。
鳥取県鳥取市のよろずクリニックの理事長で、消化器内科を専門とする医師。
クリニックでは、一般保険診療、人間ドック、健康診断、がんの早期発見を目的とした健診、慢性的な高血圧や糖尿病の治療を担当。
また、自由診療にも積極的に取り組み、標準治療で対応が難しい病気に対して、医療技術を提供。
具体的には、がんの早期発見のための新しい検査や腸内細菌移植、先進的な免疫治療などを実施。
全国各地から訪れる患者様と真摯に向き合い、最善の医療を提供。
