がんサポート治療
がん治療において最後に頼れるのはご自身の免疫機能しかありません。その免疫機能を最大限に活かすベースとなる治療法がこちらになります。
本庶 佑先生がノーベル賞を受賞され一躍有名になった免疫チェックポイント阻害薬には抗PD-1抗体・抗CTLA-4抗体・抗PD-L1抗体がありますが、これらの薬剤が行っているのは活性型リンパ球(がんを退治するための免疫細胞)が本来持つ力を十分に発揮することを目標としています。
それには以下のようにがんが免疫を弱らせるための免疫チェックポイントという関所のような場所があり、大きく二か所に大別されます。
(2016/12 赤木純児先生の発表より http://yorozu-cl.com/pdf/hydrogen.pdf)
このシイタゲンPROの内服と水素ガス吸入の組み合わせは、自身の免疫細胞が活性型のままがん細胞を攻撃するために理想的な組み合わせであり、まるでオプシーボ(PD-1阻害薬)+ヤーボイ(CTLA-4阻害薬)のような効果を期待できると考えています。
さらには双方に抗がん剤、放射線治療などの副作用を軽減する作用が報告されていることから、最近では抗がん剤治療を受けられる方の副作用軽減と治療効果増強や自家がんワクチンを投与前に体調回復を狙ったり樹状細胞を活性化するための手段として用いたり、免疫療法や複合ハーブ療法の底上げに併用をお勧めしています。
当院の症例でも著明に改善した(緩解)された方の治療法を見返してみるとその多くの症例でこの組み合わせをベース治療に用いていることがはっきりしてきました。水素吸入の専用機はご自宅にレンタルして毎日使用できますし、シイタゲンPROは医療用で月15000円という比較的リーゾナブルな価格ですのでこの治療法はがん治療を行うすべての方にお勧めしたいと思います。