鳥取県鳥取市美萩野の医療法人医新会よろずクリニック 内科・消化器内科(がん治療や免疫療法、美容対応)

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水素吸入療法

よろずクリニック|地域の皆様に安心の医療を提供し、病気の早期発見を目指します。

水素吸入療法について

 

活性酸素ってなに?

  • 喫煙
  • 大気汚染
  • 紫外線
  • 放射線
  • 激しい運動
  • 身体的/精神的ストレス
などで発生し体内に蓄積する酸化力(細胞毒性)が強いヒドロキシルラジカルという物質を総じて悪玉活性酸素といいます。

ビタミンCの血中濃度が高まるほどガンが死滅しやすくなる

活性酸素があるとどうなる?

●細胞内に過剰に発生した悪玉活性酸素は、細胞を内部から酸化させ遺伝子や細胞膜を破壊します。
●その結果、健康な細胞が次々と死滅させていきます。これが「体がサビる」という現象の正体です。これにより以下のような現象が起こります。

  • 糖尿病
  • 高血圧
  • メタボリックシンドローム
  • 悪酔い・二日酔い
  • 肌のシミ, シワ
  • アレルギー
  • 内臓の老化
  • DNA損傷による発がん

どうやって除去する?

活性酸素の毒性は間違いないのですが、ではどうやって除去すればいいのでしょうか?

水素には素晴らしい効果が!

  • 実は医学界でも水素の研究は大変活発に行われており、人体に対する効果はここでは語りつくせないほどあります。
  • 水素は非常に小さな分子で、脳や細胞、ミトコンドリアまで行き届くのが特徴で、細胞内レベルまで効果を出すことができます。
  • その水素は悪玉活性酸素と結合し無害に変えることが研究の結果立証されています。
  • 水素は悪玉活性酸素を選択的に除去することができる!


    なぜ水素吸入をがん治療へ使うのか?

    その① 水素による副作用軽減効果

    シスプラチンは最も高頻度で使用される抗癌剤の一つ であるが、副作用として高い腎毒性が知られている。シスプラチン投与マウスを10日間、1%水素ガス下で飼育 すると腎機能異常による生存率の低下を抑制できたが、 水素水の投与でも同様の保護効果が認められた。一方で、水素水はシスプラチンの抗がん作用を阻害しな かったことから、副作用抑制に向けた水素水の臨床応用の可能性が示された。
    Br J Radi o l 83: 509 514, 2010

    その② 水素による放射線治療の副作用軽減効果

    悪性肝腫瘍のため放射線治療を受けている患者では、水素水を6週間摂取する二重盲検試験の結果、血清の抗酸化能が維持され、生活の質(QOL)スコアが改善された。
    Medical Gas Research20111:11

    その③水素による抗腫瘍効果

    ●NF-κBという転写因子に注目した水素ガスの利用
    がん細胞でNF-κBという転写因子(遺伝子の発現を調節する細胞内のタンパク質)の活性が高まると、がん細胞は死ににくくなり、抗がん剤へ抵抗性が出現し増殖や転移が起こりやすくなる さらに、がん細胞や炎症細胞のNF-κB活性が高まると、内皮細胞増殖因子(VEGF)や単球走化因子-1(monocyte chemoattractant factor-1)やインターロイキン-8(IL-8)やシクロオキシゲナーゼ-2(COX-2)など、腫瘍血管の新生に関与する蛋白質の産生が増加します。したがって、NF-κB活性を抑制すると、がん細胞の増殖や転移を抑えることができると考える

    ヒドロキシルラジカルによる酸化ストレスや、炎症反応の中心的なメディエーターである腫瘍壊死因子α(tumor necrosis factor-alpha, TNFα)は、転写因子のNF-κBを活性化する。
    従って、「ヒドロキシルラジカルを消去して酸化ストレスを軽減」して、「NF-κBの活性を抑制」することでがん組織に行く血管の新生が抑制され、がん細胞の増殖活性が低下し、体に負担をかけずに「がんとの共存」あるいはがんの縮小が期待できる。

    その④水素による免疫学的効果

    水素ガスの吸入を行ったステージⅣのがん患者の経過
    *最近注目されている免疫チェックポイントの話
    腫瘍組織に浸潤した抗腫瘍T細胞から放出されたサイトカインは、がん細胞や腫瘍浸潤マクロファージにPD-L1を発現させ、T細胞上のPD-1と結合することで抗腫瘍T細胞活性が抑制される。 免疫チェックポイント阻害薬の抗PD-1抗体は、PD-1に結合することでPD-L1との結合を阻害し、T細胞を活性化させる。

      ハイゼルベータET100による水素ガス吸入では1日1時間以上の吸入を行ったグループで50%以上のPR率であった。
      またPD1陽性KT細胞が減少し、PD1が発現していないKT細胞の割合が増加効果の発現には1ー3か月かかる。
      H28年12月 赤木純児先生の発表より

    もっとも効率的な摂取方法は?

    ●水素の効能は数多くの論文で証明されていますが水素水などは濃度がいい加減なものがあったり、実際にはほとんど摂取できないものも数多くあります。
    ●当院では1分間で水素水3000L分もの水素ガスを発生するへリックス社のET100( H29年1月に発売されたばかり)という専用水素発生機をもちいて水素と酸素を同時に吸引する方法が効率的と考えそれらを2台取り入れました。

    • このET100は統合医療学会で発表された免疫を活性化し癌の縮小効果を認めた水素ガス研究に用いられたものです。
    • 当院では慢性疲労除去やがん予防、倦怠感改善など活性酸素除去による体質改善をめざし、水素吸入療法を開始しました。
    • がんへの水素吸入療法の場合
    • 毎日2-3時間の吸入にて効果が認められています。その場合は水素発生機を購入またはレンタルにてご自宅にお渡しします。(要相談)

    ハイゼルベーターET100を使う理由

    • 水素は分子量が最小である。⇒体内のどこへでも到達可能
    • 気体なら呼吸さえできれば体内への取り込みが可能である。⇒経口摂取困難でも使用できる
    • 溶存しているものを使うのではなくその場で発生させたものを利用するため消失している可能性がない。⇒確実に取り込み可能
    • 取り込める量に制限がない。⇒呼吸さえしていれば取り込み可能
    • 機器の特徴⇒安全に安定して比較的大量の水素ガスを発生する(毎分1200mL以上)

    料金

    1時間 ¥3,000(税抜)
    月間パスポート ¥10,000(税抜)
    ご希望の方は当院へお越しください。


    がんへ対する水素へ効果を検証した赤木純児先生の論文(2016.12)

    水素ガスは、免疫を抑制する悪玉活性酸素を除去することで、体内の炎症を低減することが報告されている。しかし、その詳細な機序については不明な点が多い。今回、我々は、水素ガスによって、特にCD8+Tcell の分化誘導がどのように変化するかを検討した。StageIV の癌患者37 名に対して、水素ガスの吸入を行った。その結果、PR12 名(32.4%)、SD16名(43.2%)、PD9 名(24.3%)で、奏効率が32.4%、臨床的有効率が75.7% と非常に良好であった。このうち、毎日吸引したのが14 名、週に2 回が4 名、週に1 回が17 名、2 週に1回が2 名であり、これらの奏効率は、それぞれ57.4%、25%、17.6%、0% であった。このことから、水素ガス吸入量と患者の予後には相関関係があるものと思われる。

    ▶水素論文

    水素水の可能性

    水素吸入機性能・レンタル料金表

    マシン名 Hycellvator
    (ハイセルベーター)
    ET100
    Hycellvator
    (ハイセルベーター)
    PF72
    ガス発生量 1800ml/min 1200ml/min
    水素ガス発生量 1200ml/min 866ml/min
    水素純度 99.99% 99.99%
    水素・酸素比率 66:33 66:33
    寸法 360×425×H800 290×455×H530
    重量(乾状態) 39.0kg 25.0kg
    電気分解方式 電気分解方式
    ET100 PF72
    3ヵ月コース 月額¥70,000(税抜) 月額¥52,000(税抜)
    6ヵ月コース 月額¥65,000(税抜) 月額¥47,000(税抜)
    12ヵ月コース 月額¥60,000(税抜) 月額¥42,000(税抜)
    ※県外の方でもレンタルご希望の方は資料などもお送りしますのでお気軽にお問合せください。
     別途メンテナンス費用(月額分)・専用水素水・保証金・専用水素水配送費用が必要となります。

    免疫チェックポイントを考慮したがんサポート治療

    水素吸入療法+シイタゲンPRO併用療法

     がん治療において最後に頼れるのはご自身の免疫機能しかありません。 その免疫機能を最大限に活かすベースとなる治療法がこちらになります。
    本庶 佑先生がノーベル賞を受賞され一躍有名になった免疫チェックポイント阻害薬には 抗PD-1抗体・抗CTLA-4抗体・抗PD-L1抗体がありますが、これらの薬剤が行っているのは 活性型リンパ球(がんを退治するための免疫細胞)が本来持つ力を十分に発揮することを目標としています。
     それには以下のようにがんが免疫を弱らせるための免疫チェックポイントという関所のような場所があり、大きく二か所に大別されます。

    ここで当院推奨のサプリメントであるシイタケ菌糸体から抽出した成分はがんの周囲リンパ節に発生する免疫力を弱らせる免疫抑制細胞(Treg)の出現を押さえることが報告されています。


     さらに水素吸入は活性型T細胞が疲弊型T細胞へかわり、がんを攻撃しなくなるPD1陽性KT細胞となっている状態から1時間/日以上のハイセルベーターET100(水素ガス発生量1200ml/分)の吸入で活性型T細胞へ改善することがわかってきました。

    (2016/12 赤木純児先生の発表より http://yorozu-cl.com/pdf/hydrogen.pdf)



     このシイタゲンPROの内服と水素ガス吸入の組み合わせは、自身の免疫細胞が活性型のままがん細胞を攻撃するために理想的な組み合わせであり、まるでオプシーボ(PD-1阻害薬)+ヤーボイ(CTLA-4阻害薬)のような効果を期待できると考えています。
     さらには双方に抗がん剤、放射線治療などの副作用を軽減する作用が報告されていることから、最近では抗がん剤治療を受けられる方の副作用軽減と治療効果増強や自家がんワクチンを投与前に体調回復を狙ったり樹状細胞を活性化するための手段として用いたり、免疫療法や複合ハーブ療法の底上げに併用をお勧めしています。

     当院の症例でも著明に改善した(緩解)された方の治療法を見返してみるとその多くの症例でこの組み合わせをベース治療に用いていることがはっきりしてきました。水素吸入の専用機はご自宅にレンタルして毎日使用できますし、シイタゲンPROは医療用で月15000円という比較的リーゾナブルな価格ですのでこの治療法はがん治療を行うすべての方にお勧めしたいと思います。

    除外基準

    以下の患者については、治療対象から除外されます。
  • 1) 重篤なアレルギーを有する、あるいは既往のある患者
  • 2) 重篤な活動性感染症を有する患者
  • 3) 治療を要する重篤な精神障害を有する患者
  • 4) 酸素非投与での動脈血酸素飽和度が94%未満の患者
  • 5) 透析を必要とする腎障害患者
  • 6) 妊婦あるいは妊娠している可能性のある患者および授乳中の患者
  • 7) その他、本治療により不利益を受けると予測される患者、
       および本人ならびに家族(あるいは親族)の文書による同意が得られない患者など


  • 未承認医薬品等であることの明示、入手経路等の明示

    水素ガス吸入療法(水素吸入療法と同治療)は「心停止後症候群(院外心停止患者に対する水素ガス吸入療法)」において、2016年に厚生労働省が認める「先進医療」となりましたが、本治療は承認医療機器の承認目的外使用となります。 日本国内では、未承認医療機器を医師の責任において使用することができます。
    ※近年問題となっている活性水素、マイナス水素イオン、プラズマ水素などの効果を謳う商品類と、当治療で応用する分子状水素(H2)とは無関係です。

    国内の承認医薬品等の有無の明示

    保険適応されている上記疾患に対する、医薬品医療機器等法上の承認医療機器は存在しますが、予防目的において承認を得ている医療機器はありません。

    諸外国における安全性等に係る情報の明示

    諸外国で重篤な安全性情報の報告はありません。

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