
免疫チェックポイント阻害DNAプラスミドワクチン療法
TREATMENTインフォームド・コンセント
今回の説明は、患者様にこの治療を良く理解して頂くために
作成されたものです。治療を受けるかどうかは患者様の意思によって決定されるものであり、強制されるものではございません。
一度同意されてもいつでも取り消すことが出来ます。
説明を聞いて治療を受けない場合においても、決して不利益を受けることはございません。
十分な説明を受け、正確に理解した上で治療を受けるかどうか、ご検討下さい。

免疫を使ったがん治療

PD-1タンパク質を阻害することで自身の免疫でがん細胞を攻撃することが可能に

免疫チェックポイント阻害剤とは
免疫チェックポイント阻害剤とは、第4の治療方法と呼ばれる治療方法

免疫チェックポイントPD-1とは
今回の分子標的ワクチンではPD-1という免疫チェックポイントをターゲットとしています。

DNA分子標的免疫療法
がん抗原のターゲットのPD-1を阻害

分子標的DNA免疫療法とは

免疫チェックポイント阻害剤の進化
PD-1の阻害箇所が変わるだけで新たな治療効果が期待される。
ドスタルリマブは、オプジーボやキートルーダ等と同じ抗PD-1抗体だけど、阻害箇所が違う。

DNA分子標的免疫療法と同じ個所を阻害する免疫チェックポイント阻害剤の成績
転移性非扁平上皮非小細胞肺癌におけるドスタルリマブとキートルーダの比較試験

ミスマッチ修復機構欠損を有する子宮がん(無作為に選んだ子宮がんの118例/494例)

子宮がん

分子標的ワクチン療法の4つの特徴




次世代医療機器針無注射
ー痛みの軽減を目指した治療ー
細胞の痛点は1mmで2個存在
↓
皮膚表面の細い隙間を通って皮内組織に注入されるため、皮膚
へのダメージが少なく痛みを軽減することが可能に
↓
免疫細胞は皮内組織に多く存在するため、効果を期待することが出来る。

スプレー状に皮膚に均一に吸収されるので、液溜まりが出来にくい
免疫治療の歩み

適用がん・副作用について
適用になったがん種
抗PD-1抗体で日本で保険認可になったがん種の一部
- 悪性黒色腫
- 非小細胞肺がん
- 腎細胞がん
- ホジキンリンパ腫
- 頭頚部がん
- 胃がん
- 悪性胸膜中皮腫
- 悪性黒色腫の術後補助療法
- 化学療法後に増悪した根治切除不能な進行・再発の食道がん
- 進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸がん
- 食道がんにおける術後補助療法
- 原発不明がん
- 尿路上皮がんに対する術後補助療法
今回、アメリカでは「作用する標的分子(PD-1)が同じなら、特定の分子標的薬(抗PD-1抗体)が、がんの種類を問わず効くであろうという(がん種横断的分子標的薬)考え方」が採用
一つひとつのがん種ごとに有効性を証明しなければその新薬を承認しない、という固陋の時代がまもなく終焉を迎えると予想されます。
副作用について
発疹、皮膚炎、掻痒(かゆみ)、疲労感、悪心で、グレード3以上の有害事象は報告されていません。
受けられない方
- 自己免疫疾患*にかかったことがある方
- 間質性肺疾患**にかかったことがある方
- 臓器移植(造血幹細胞移植を含む)を受けたことがある方
- 結核にかかったことがある(発症する恐れがある)方
治療の流れ
STEP 1
インフォームド・コンセント
医師から患者様に治療の目的や内容を十分に説明します。不明な点は何でもご質問ください。
STEP 2
治療説明、スケジュールの決定
治療の目的や実施方法、効果や副作用、治療を途中でやめられることなどの説明案内や同意のご案内を致します。
患者様が理解し納得した上でのご記入、ご署名をお願いしております。
STEP 3
料金のお支払い
事前のお支払いをお願いしております。
施術前日までにお振込み、もしくは現金でお願いいたします。
詳細につきましては、「治療明細書」をご確認ください。
STEP 4
皮内注射 × 3回(2週間毎)
治療は通院で行います。
皮内注射を3回と効果測定の4回による通院なので、患者様への精神的、肉体的負担も少なく、副作用も少ない治療になります。
基本的な治療の流れ
●初日: 腫瘍マーカー測定、注射 ●2週間後: 注射 ●4週間後: 腫瘍マーカー測定、注射 ●7週間後: 腫瘍マーカー測定、効果測定
STEP 5
治療効果の評価
効果測定では血液検査等で治療効果を評価し、今後の治療計画の立案を行います。
DNA分子標的免疫療法
- 体への負担が少なく年齢やステージ問わず治療可能である。
- がん細胞だけを選択的に狙い撃ちすることができる。
- 正常細胞への影響が少なく治療後の副作用が極めて少ない。
- 標準治療(手術・放射線・科学療法)と併用して治療可能である。
- 効果が⾧期間持続されることを期待出来る。
費用について
2週間おきの3回投与 | 550,000円(税込)×3回/1クール 合計 1,650,000円(税込) |
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期待できる治療期間 6か月
効果判定後 ブースター接種 1回/6か月毎
※治療効果の持続期間には個人差があります